【不動産投資の失敗】悲惨!予想しなかった入居者の火事

目次

不動産投資のきっかけ

私は32歳の男性で大手通信会社に勤務しています。

私が初めて不動産投資の話を頂いたのは、26歳になってまだ少ししか経っていなかった3月頃でした…。

当時の職場にいた先輩に、「お前に是非紹介したい人がいる」との事で、職場から少し離れた場所にあった喫茶店に連れられた私は、そこである男性からこういう話を持ちかけられました。

『今からなら利益しか出ない、絶好のチャンスがありますよ。』

胡散臭いとは思いましたが、内容を聞いてみると、不動産投資の話で、前々から不労収入を得る為に投資に興味があった私は、

『この時期は新生活が始まる時期だから、引っ越しなどで入居者がすぐ埋まりますよ。仮に満室じゃなくても、7〜8割程度の入居者率なら、ローン返済額を含めても家賃収入だけで十分な利益が見込めます。万が一の時は紹介会社がある程度の補てんをすることが可能ですよ…等々。』

との話を鵜呑みにし、さらに

『この話を他の方々にも伝えて、もし投資に興味を持った方が一緒に投資を開始した場合には、紹介料のインセンティブも入りますよ。』

この言葉が私にとって決め手となり、連れて来てくれた先輩の紹介者の下、不動産投資を開始しました。

勿論、私を紹介した事によるインセンティブが先輩に支払われました。

初めて不動産投資をするにあたっての諸注意事項は、投資を決めたその日に色々教わりました。

物件選びのポイントや投資額の設定方法、選んだ物件の管理についてや利回り、得た利益の運用方法等々、自分で勉強していた内容以上のものを得る事が出来ました。

この部分だけを見れば、結果的には不動産投資には失敗しましたが、非常に良い情報を得られたと思います。

いよいよ不動産投資を開始

不動産投資について得た知識を総動員し、かつ先輩にも色々教えてもらいながら開始した不動産投資ですが、最初の頃は比較的順調でした。

投資した物件には入居者がかなり集まり、入居率は8割ありました。

さらに入居される方々も良い印象の方々ばかりで、家賃滞納も無く、この調子なら満室も夢ではないと思える程です。

不動産投資のために借りた銀行のローンも家賃収入のみでの返済も出来、かつ利益がある。遂に自分も若くして安定した不労収入を得てセミリタイヤかな…と期待を抱き始めていました。

歯車が狂い始める

…そんな時です。

入居していた方が火事を起こしてしまったのです…。幸い大きな火事にはならず、怪我人もいなかったのですが、私の歯車が狂い始めたのがこれなんです。

火災保険には入っていましたので部屋の補修等に関しては良かったのですが、火事の影響で周りの方々と、その部屋に住んでいた方に影響が出ました。

先ず火事を起こした方は、負い目を感じた様で、火事後間もなく引っ越しされました。周りの方々は火事による不安があったのか、その方が居なくなると、徐々に引っ越される様になりました。

勿論、空室になってもまた新しい入居者は入ってくれたのですが…とある新しい入居者が問題を起こしました。

その部屋を『ゴミ屋敷』にしてしまったのです。

周りの方々からは異臭による苦情が頻繁に来る様になり、ゴミ撤去の依頼を何度もお願いしたのですが、これが改善されず、当事者よりも早く周りの方々が引っ越されてしまいました。

最終的には当事者の方にも退去して頂いたのですが、それまでの間や、その後のゴミ屋敷の噂により入居者が激減…。

銀行へのローン返済に管理費等の支払いで毎月かなりの赤字に転落。

さらに補填をしてくれるという紹介会社も、最初の頃の順調な数字しか見ずに微々たる補填しかなく、その後の不動産投資が上手く回らなくなってしまいました。ウェブ上に広告を出したり、雑誌に入居者募集中の広告を入れたりと手を打ったのですが…入居率は一向に改善されませんでした…。

結果的に残ったのは、毎月赤字の出る不動産と微々たる家賃収入。そして銀行のローンです。

今思えば、火事後にもっと入居者のアフターケアをしたり、新しく入居された方々の把握に力を入れていれば、もっと違う道になっていたのではないかと、後悔し反省しています。
今は苦しい時期ですが、これを乗り越えたら、次こそは!と思い、日々頑張っています。

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