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不動産投資のきっかけ
私は40歳の女性で仕事はサービス業です。
私が不動産投資をはじめようと思ったきっかけは、32歳頃にアメリカのあるリアリティドラマに衝撃を受けた体験からです。
リアリティドラマとは、虚構ではなく、現実の人物や世界を取り上げるドラマで、アメリカでは非常に人気があります。
日本でもテラスハウスやあいのりなど、恋愛もののリアリティドラマが人気を集めています。私が見たリアリティドラマは、不動産のインテリアデザイナーを主人公にしたドラマでした。
その男性は中古の不動産を購入し、中のインテリアを完璧に改造し、購入した価格よりもはるかに高い金額で転売します。
テレビに出ていることもあり、かなりの利益を上げており「さすがはアメリカ、夢があるなあ」と思いました。
中古物件を実際に購入
その後、しばらくして家に不動産のチラシが入っており、私はそのリアリティドラマのことを思い出しました。私の住む地域では、地元の不動産会社からのチラシがよくポストに入っています。
都会ではないため、古家付きの土地だと2,000万円以下で購入できることはめずらしくありません。
1,500万円くらいの古家付き土地だと、ふつうの収入の人でもがんばれば手に入れられる可能性があります。
私はそういった古家付き土地を買い、内装を安く改装し、他の人に貸し出したり、転売したりすれば利益が上がるのではないかと思いました。
そして、そのときから不動産会社のチラシをチェックしたり、不動産会社を訪れたりして、2,000万円以下の古家付き土地を探しました。
最終的には1,700万円の古家付き土地を購入し、内部を自分なりにリフォームすることにしました。
リフォームの実施
このときに意識したのは、できるだけお金をかけないように改装することです。
ホームセンターを訪れてペンキなどを購入し、自分で作業できそうな部分は自分で作業しました。
また、インテリアなども高級品ではないものの、センス良く居心地がよさそうに見えるものを選び、見た目に美しく仕上げるようにしました。
私は日頃からインテリア雑誌などを見るのが好きなため、この改装作業は非常に楽しかったです。
どんなふうにすれば、安くてセンスの良い内装に仕上げられるか、知恵をしぼって考えました。
また、掃除も苦にならない性格のため、汚れている部分はできるだけきれいに掃除し、よい人に選んでもらえる家にしようと思いました。
売却か?それとも賃貸か?
その後、不動産会社に依頼し、買い手や借り手がいたら連絡をくれるようにお願いしました。
今から考えると当然のことですが、なかなか私の不動産に興味を持つ人はおらず、焦る日々が続きました。
もしかしたら、誰にも興味を持ってもらえないかもしれないと思い、無謀なことをしたと落ち込む日々が続いたのです。
しかし、田舎のネットワークを生かし、近隣の人や友人に家を借りたい人はいないかあちこちで相談することにしました。
田舎ではやはり知っている人から家を買ったり、借りたりする人が多いのです。
そして待ち続けたところ、運良く借り手の家族が見つかり、家を見学してもらうことになりました。
子どもがいる若いご家族で親御さんを通じて、私の家に興味をもっていただけたようです。内装も気に入っていただけましたので、具体的な金額の交渉に入りました。
ようやく借り手が見つかったものの・・・
今でもこのことについては少し悔やまれるのですが、知り合いの知り合いだと、あまり高い金額を請求できないのです。
そのため、想定していたよりも安い月9万円で家を貸し出すことになりました。
月9万円の家賃額だと、相当長い間貸し出しをしないと元はとれない計算になります。
反省点とアドバイス
今では誰も借り手がいないよりはマシと思ったものの、少し弱気になりすぎたと後悔しています。
不動産投資には、やはり忍耐力と経験が必要だったと実感しています。
同じようなことを考えている人には、忍耐力と強気な賃料設定をおすすめします。