【不動産投資の失敗】資金調達の失敗

目次

不動産投資をしようと思ったきっかけ

私は35歳の女性で合同会社の代表をしております。

私が不動産投資に興味を持ったのは、『妻を社長にしなさい』という書籍を旦那から勧められた事がきっかけです。それは今から2年前の私が33歳、旦那が48歳の時で、その後夫婦で不動産投資に興味を持つようになりました。

当時、旦那が転職をした事で前職からの退職金があり、夫婦で合わせて37万円近い受講料を納め、出版社が開催するセミナーに参加しました。

そこでは、物販やアフィリエイトなどのネットビジネスで種銭を貯め、日本政策金融公庫で1棟目を買うというスキームを紹介していました。

特徴的なポイントは、妻が社長となり、法人を設立して法人名義で物件を購入することで、消費税還付や経費の恩恵を受けられる仕組みや、合同会社の設立をテーマにした内容を学びました。

当時、主人の年収は450万円で、私が270万円程度で、預貯金は200万円程ありましたが、高い属性には程遠い、いわゆる一般的な夫婦でした。

不動産投資が成功すれば、安定した不労所得となり、子供との時間を今よりもっと増やしてお金と時間に縛られない自由な暮らしができることを夢みて、何とかこのスキームを実現させようと思っていました。

半年間のセミナーも終わり、受講者の特典で不動産業者の投資家の代表と面談を受けたときの事です。

私たちの属性資料を見た営業担当の方から地方の築古の満室のアパートを紹介して頂き、すぐに1棟目が買えるチャンスが来ました。

実質利回りが12%と高く、こんなに簡単に買えるなんて・・・と驚きながらも、知識が無い私たちは、手取り足取り業者にお任せする姿勢で購入の意思を示しました。

会社をやめて合同会社設立へ・・・しかし

妻を社長にする、というそのスキームの中では、妻は旦那の扶養に入る事を推奨していましたので、私はきっぱりと会社を辞めて合同会社の代表になる決意をしました。

それから2度の面談を経て、融資資料の作成と合わせて会社を設立し、その後は公庫の担当者と面談をするという流れになると思っていましたが、事態は急変します。

担当者の方からの連絡により、融資が通らない可能性が高いとの返答があり、公庫担当者との面談をするチャンスすら与えてもらえませんでした。

決して営業担当の方を責めるわけではありませんが、急いで会社を辞めて法人を設立し、購入する準備をした結果、その土俵にも乗らなかった事がなんとも無念でした。

理由は、私が会社を辞めた事で旦那一人の年収のみでの審査となったこと、また旦那は転職して勤続年数が1年と短かったことなど、あげれば色々と思い当たる節があります。

また、その後も何件か不動産業者との面談をしましたが、どの担当者も公庫の融資に関する引き締めが厳しくなってしまったとのお話でした。

資金調達の失敗を踏まえて・・・

不動産投資は全て自己責任であり、業者から買えるだろうと言われても融資が承諾されない事があるとわかっていながらも、なぜ自分たちで公庫の担当者と面談する事すらも出来なかったのだろうという疑問はずっと残りました。

このような経験から、私は宅建の勉強をし、業者にお任せするのではなく、まずは知識を増やそうと思いました。知識を蓄えると同時に、融資の際の見せ金になる種銭も作って、次こそは万全な体制で臨みたいと思います。

また、不動産投資には、築古、新築、戸建て、アパート、賃貸併用住宅など様々な投資法があると思いますが、どの手法を選ぶにしろ、自分たちの身の丈に合った無理のない物件を買う事で買い進めていくことが重要だと身をもって感じました。

あの時、紹介された築古のアパートをたとえ買えていたとしても、自己資金が10%も満たなかったわけですから、退去が続いた時にはリフォーム費用がかさみ、生活にも支障が出ていたと思います。

そのリスクも踏まえた上で、買う買わないは自己責任になるのですが、成功している人は少なからずリスクを積んでいるのも事実です。そこから得る経験も立派な財産となり、今はその失敗談も情報となってお金に変わる時代です。

お金がお金を生む仕組みでいつか必ず成功できると信じて、今もなお、日々物件情報をリサーチし続けています。

 

管理人からのアドバイス

不動産投資をする上で資金調達は非常に重要です。今回の体験談では、ご主人が転職して間もなかったこと、奥様が会社をやめてしまったことが大きな要因かと思われます。

資金調達については、こちらをご一読下さい。

https://www.e-oyasan.com/?p=267

 

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